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「アップルウェーブ株式会社」



土手町に行くと聞こえてくるラジオ。そのラジオ放送がどのように私たち弘前市民に届いているのか気になりませんか?


そこで今回は「アップルウェーブ株式会社」にお話を伺いました。

きっかけは「アップルウェーブ株式会社」のラジオ放送で、私たち 「omori canvas 」の活動を発信させていただきたいという、お声掛けいただいたことでした。


そこから canvas の活動として「アップルウェーブ株式会社」の取材もさせていただけることになり、今回の取材が実現しました。メディア業界について、コミュニティ FM についてなど、様々なことをお話してくださいました。


今回私はアナウンサーの倉田和恵さんにインタビューしていただき、ラジオ出演致しました。canvasの取材は放送部部長の佐藤誠さん、放送部チーフの近藤志織さんにお話を伺いました。




アップルウェーブ株式会社とは


アップルウェーブ株式会社では 

『地域の活性化』 『市民情報の共有化』 『地域の防災』

の 3 つの理念を持って活動しています。


この理念を詳しく見てみると、人が町に来ると町が生き返るという考えのもと、中心市街地からラジオで町を元気にしようとするのが『地域の活性化』になります。


そして、「弘前市民が知って得する」市民情報が弘前のすべての場所に行き渡るように放送することが『市民情報の共有化』に繋がっています。


最後に、避難情報をいち早く通達できるように、「自動起動ラジオ」という電源を入れると夜間でもラジオ放送がされるシステムを導入しています。


これは豪雨の際に浸水が予想される場所や保育園などに配布されており、このような私たちの安全を守ってくれる取り組みが『地域の防災』となっています。


以上の 3 つの理念のもと、弘前市民へ向けての様々な情報が発信され、私たちも元へと共有されています。




インタビューアにとって大切なこと


インタビューするにあたって、近藤さんはインタビューをする相手に「先入観を持ってお 話をしない」ということを意識しているとお話しくださいました。


また、本当に話したい部分を伝えられるような雰囲気作りを行い、人との「対話」の中でその人を知っていくと仰っていました。


私たち canvas も企業様にインタビューする機会が多いため、近藤さんの仰っていたことを意識して取り組みたいと思いました。


また、canvas として出演させていただいた『津軽いじん館』は、「弘前市民全員にラジオ 出演してもらうこと」を目標に、2000 年 3 月 6 日に放送をスタートしました。


地域の人によって地域のために話してもらうことで地域を活性化することを目的として、2021年 6 月 30 日現在で放送回数 4689 回、出演人数 5441 人となっています。


弘前の大学生も多く出演しており、大学生の活動を市民のみなさんに知っていただくきっかけにもなっています。


この記事を見てくださっているあなたにも出演依頼が来るかもしれません!




ラジオでしか伝えられないこと


ラジオは画像や動画がなく、音声のみのメディアであることは誰もがご存じだと思いま す。ラジオについて佐藤さんは音声で画像を想像させることができるメディアであると仰 っていました。


画像や動画を見て音声を聴くことができるメディアは、視覚情報と聴覚情報を同時に楽しむことができます。


しかし、私たちは無意識にそこに映っている情報がすべてであるように認知してしまいます。一方で音声のみのラジオでは、視覚情報がないため、音で聞いた情報にプラスで自分の想像力を用いて情報を補っていくことができます。


その情報は、自分自身が弘前でした経験によって補われるため、受け身の情報ではなく自発的な情報へと変化させることができるのです。


また、アップルウェーブは弘前に特化したコミュニティ FM であるため、弘前を感じさせるメディアであり、「人との出会いの空間でもある」と仰っていました。


たとえば、ラジオで流れる音楽は自分の知りたい、「取りに行った情報」ではなく、普段とはジャンルの異なる世界を知るきっかけともなるため、


これも出会いの空間であるともいえます。





アップル号とは?


アップルウェーブ株式会社では「アップル号」という現場からリアルタイムで放送ができ るシステムを導入しています。


朝の道路状況など通勤時間に聴くことができる情報の発信や、

車体に大きく FM アップルウェーブの周波数である「78.8」と描かれているため、アップル号そのもので宣伝効果もあります。


また、ラジオ放送の他にもりんご花まつりや収穫祭、

りんご娘のライブなどをはじめとするイベントの運営も行っています。


しかし、新型コロナウイルスで毎週していたイベントは ほぼ 0 になり、

放送内容の中止・延期などの影響がありました。


対面でのインタビューができなくなるなど、収録形態の変化もあったそうです。

そんな中で、中止であることも一つの「情報」であるため、絶えず多くの情報を弘前市民に向けて発信していました。


そして、飲食店のテイクアウト情報などを広告料をかけずに発信するなど、

新しい情報の発信の仕方も模索していったそうです。




地域を愛すること


ラジオ放送には正解やマニュアルがないため、ラジオというメディア対して固定概念を持たないということが大切です。


そして、「自分の持っている情報を共有したい・伝えたい」 「人と人を繋げたい」といった気持ちや、聴いている人のために働くという意識や地域を愛 して地域を盛り上げるといった志を持った人材が県内で活躍して欲しいと佐藤さんは仰っていました。


普段生活している中では経験できないラジオ収録に参加させていただいて、

収録の様子やインタビューの仕方なども学ぶことができ、とても良い経験になりました。


「ラジオ」と聞くと音声のメディアだと思ってしまいますが、その音声に私たちの想像によって画像や映像を付け足していくことで初めて完成するのが「ラジオ」なのではないかと考えた取材でした。





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