みなさんは自分が将来、どんなことをして、どんな人生を過ごしたいか考えたことはありますか?私自身、就職活動期間ということで考えている真っ最中です…。
そこで今回は、青森県内での就職活動について、県庁職員のお仕事についてなど、幅広く「青森県商工労働部 労政・能力開発課 就業支援グループ 主査 小見山 香さん」に伺いました。
小見山さんは、県内で活躍しながら働く女性社員・経営者等20名で結成している「あおもりなでしこ(あおもり女子就活・定着サポーターズ)」の皆さんとともに女子学生向けに青森県内での就活を支援する多数の活動を行なっています。現在、私と同じように就職活動中という人も、これから何をしたいのか考えている人にも、ぜひ知ってほしいお話が満載です…!
〈あおもりなでしことは…?〉
「あおもりなでしこ」は、青森県内の企業で働く女性社員や経営者、20名の皆様で結成されています。メンバーの中には子育てをしながら働いている方も多数いらっしゃいます。その活動内容は女子学生等との交流会、県内大学での講演、就職相談など多岐に渡ります。中でも、交流会では、「あおもりなでしこ」の皆さんの仕事や暮らしの体験談をお話するほか、和やかな雰囲気の中ざっくばらんな質問ができるフリートークの時間もあります。企業見学会も行なっており、1日2~3社を、ランチ付きで見学することができます。県内企業の普段は立ち入ることができないエリアを見学でき、現場を見ることでより一層個々の企業のイメージを構築することができます。このような各活動を通して自身の働き方、暮らしぶりを紹介しながら、主に女子学生のキャリアプランニングや県内就職を応援しています。
↑「あおもりなでしこ」さん主催就職支援イベントのチラシ
〈青森県は働きやすく、暮らしやすい!〉
また、青森県は女性が働きやすい環境でもあります。女性の社長の多さは全国1位、女性の管理職の割合も約20%と全国でも2番目に多く、女性の活躍が顕著であることが分かります。
青森県では暮らしやすい環境が都会よりも整っています。「生活空間・時間」という観点で見ると、「マイホームを持てる住宅地の安さ」が挙げられます。その安さは東京都と比べるとなんと約1/21です。そのため、広い空間でゆとりある暮らしをすることができます。
暮らしやすさに加えて、青森県は子育てをしやすい環境も整っています。待機児童数がゼロ人であるほか、人口あたりの認定こども園の数が全国でも1番多くなっています。子供を預けられる環境が整っているため、子育てしながらでも自身のキャリアを積むことができます。青森県で女性が働くメリットはたくさんあります。
〈県庁職員について〉
小見山さんは現在、青森県庁の「青森県商工労働部労政・能力開発課」という部署に属し、主に学生向けに県内就職支援のためのイベントやセミナー等を実施しています。青森県職員は多数の部署があり、技術職・行政職に分かれています。技術職は「総合土木」や「農学」といった分野があり、「総合土木」では道路やトンネルの点検、「農学」では農林水産物等を販売するマルシェの企画や運営を行なっています。行政職では一言で言い表すのは難しいほど、所属する課により業務は異なります。例えば、「観光国際戦略局」では海外に向けて青森県産品の輸出促進に向けた業務も行なっていますし、「商工労働部」では中小企業の支援、企業の誘致関係業務も行っています。このように、意外にも県庁では「企業相手」の業務も多数あるそうです。
〈学生へのメッセージ〉
最後に、私達学生へ向けてのメッセージをいただきました。
「就職活動では自分の強みを主張することが必要になります。ぜひ、学内外のいろいろな情報にアンテナを張って、イベント等にも参加してみて自分の中の引き出しを増やす工夫をしてみて下さい。きっと自分の強みとなるものが、見つかるはずです。」
今回は就職活動に関して、改めて感じることもあった取材でした。就職活動は勤務地が選べる、数えきれないほどの業種、企業もたくさん存在している…。その中で興味が惹かれる企業、自分と思いがマッチする企業など、何を優先に就職活動をするか、選択肢はいくらでもあります。私自身、就職活動を進めていく中で、なぜこの作業が楽しいと感じるのか、なぜこの話をおもしろいと思ったのか、自分を見つめ直す時間が増えました。選択肢が多数ある中で、自分がその一つに決めた理由を自信を持って語ることができる、そんな就職活動にしたいと思いました。
↑労政・能力開発課で、今年度制作した就活アプリ「シューカツアオモリ」。 高校生、大学生向けに、県内企業の魅力や求人情報、就活イベントの他、地域のニュースや地元飲食店の クーポンも配信しています。ぜひインストールしてみてください。
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